インド太平洋研究会 Indo-Pacific Studies

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9条より怖い25条(1)

私が先の選挙で1票入れ、インド太平洋安全保障で積極的に動いている佐藤まさよし議員が国防議連の報告をブログでしており愕然としています。
「緊迫を増す尖閣情勢に、自民党佐藤正久前外務副大臣は「海保の予算を拡充し、質量ともに増強を図る必要がある」と訴える。19日に自民党本部で開かれた国防議連でも、海保予算の確保を後押しする方針が確認された。」
 
インド太平洋研究会有志の提言にはインド太平洋安全保障には防衛省の関与と、省庁間の協力を強調しました。
3つのシーパワー:海自・海保・水産庁の連携を始め、省益優先の体質を改善すべく省庁間の人物交流を促進すべきです。特に中国の脅威に対応すべく安全保障が今以上に重要課題になることから、防衛省の参加を促しつつ、陸海空間の人物交流、さらには同盟国との交流も促進されるべきです。」
海保の増強は意味がないからです。もしくは増強するのであれば海自との連携が前提だからです。これに関し緊急に提言を作成したいと考えています。
1。海上保安庁法25条はこの太田氏が主張するように、9条よりも恐ろしい条項である。https://jinf.jp/feedback/archives/19593
2 同盟国の米国は沿岸警備隊は既に海軍の補完として現在動いている。米国は既に有事との認識。平時においても両者はいっしょに動いており沿岸警備隊の増強はされていない。
3 海保増強は国交省利権でしかなく、日本の海自・海保の関係は特殊である。私は海保、国交省ミクロネシア海上保安事業を10年進めてきて、彼らの省益と個人的利益誘導こそ国を滅ぼすことを目の前で見て実感しています。残念ながら防衛省もその傾向を観察しています。