インド太平洋研究会 Indo-Pacific Studies

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プレスリリース: パラオ柔道キッズ・ポリスアカデミー道着支援

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パラオ柔道キッズ支援の輪」と「インド太平洋研究会」は、パラオ柔道連盟の要請を受け、50着の子供用道着と25着のパラオポリスアカデミー用の柔道道着をパラオに寄付すべく、2021年7月中旬、募金活動を開始しました。結果30名の方から寄付をいただき75着を購入し、この度防衛省の協力を得て、海上自衛隊護衛艦かがでパラオまで送ることができました。なお75着の道着は正価783,750円のところ453,750円と30万円以上の値引きを武道具製造企業の株式会社九櫻さんから提供いただきました。

 

75着の道着を届けてくれた護衛艦かがは、Indo-Pacific Deployment 21 (IPD21)に参加。今年始めて太平洋の島々を訪問します。IPD21は今年開催された第9回太平洋島サミットで海洋安全保障が議案に盛り込まれ具体的協力が合意されたことも受け、さらなる自由で開かれたインド太平洋の活動を展開しています。なお海洋安全保障は古屋圭司衆議院議員が会長を務める日本・太平洋島嶼国友好議員連盟の提案を受け、2018年の第8回島サミットで始めて議案に盛り込まれ、安倍政権下、当時の首相補佐官薗浦健太郎衆議院議員の努力でオールジャパンで推進されてきました。今回の島サミットに向け、勉強サークル「インド太平洋研究会」の同志で防衛省の関与を強調した提言を政府に提出してあり、IPD21への道を切り開いたものと確信しています。

 

パラオの柔道は、2003年7月に青年海外協力隊(高野重好)を招聘し、パラオ法務省の人材育成事業として導入されたのが始まりです。その後、イスマエル・アグオン警察長官と高野氏がパラオ柔道連盟を設立し、2011年から子どもたちに柔道を教えています。同年、早川理恵子博士が個人的に子どもたちの柔道衣を送付。2015年にパラオを訪問された天皇皇后両陛下が柔道衣を寄贈され、その後、高須克弥院長が寄贈されるなど、支援の輪が広がっていきました。2018年には、パラオ柔道連盟のジェニファー・アンソン氏(現パラオ国家安全保障コーディネーター)、高野重好、早川理恵子が中心となって「パラオ柔道キッズ支援の輪」を組織し、畳や柔道衣の支援だけでなく、交流プログラムの実施や支援を行っています。

 

今回の募金活動に参加したインド太平洋研究会も2018年、安倍政権のFOIPを広く勉強すべく立ち上げた緩やかな勉強サークルで、政府への政策提言、英国チャタムハウスなど研究組織への協力実績があります。

 

2021年9月1日13時(日本時間)

パラオ柔道キッズ支援の輪・インド太平洋研究会

 

<連絡先>

パラオ柔道キッズ支援の輪・インド太平洋研究会

事務局長

早川理恵子 博士

TW account @riekohayakawa

 

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