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ガダルカナルの英霊から京都市長選へ

 

京都寺町通りにある横井小楠殉節の碑清掃に駆けつけてくれた二之湯氏。ソロモン諸島マライタ州のスイダニ氏とタリフィル氏を受け入れてくれた綾部の四方府議

 

ちょっと総括しないと次に進めそうにないので先にこのブログを書いておく。

 

2023年10月に実施したソロモン諸島マライタ州のスイダニ閣下とタリフィル氏日本招聘という大イベントは様々なリパーカッションを生み出した。

サイテーな件はパラオのアデルバイ大使怪文書事件で、未だに偽情報提供者の名前を大使は教えてくれない。なぜだろう?何かまずいことでもあるのだろうか?やはりあっちの人?

もう一つのリパーカッションは京都市長選である。なぜ京都市長選?

スイダニ閣下とタリフィル氏を綾部市に連れて行ったのが全てであった。お金がないから(自腹で70万、寄付が30万)近場で、そして日本の農村、過疎問題にも触れて欲しいとの思いで綾部を私が選んだ。そこにFacebook友達の四方源太郎京都府議員がいて、同じ政治家なのでダメもとで「ご挨拶だけでも」とメッセージを送ったところ、綾部自民党支部として2日間、講演会の設定から旅費支援(5万円)までしっかり応援いただいた。

その時、私は京都自民党の問題と二之湯しんじ候補の話を聞いたのである。

当初ポスター貼り程度の応援のつもりが、対抗馬に松井孝治氏が出てきた事で力が入ってしまった。詳細は省くが政治ジャーナリストの安積氏からの情報で、三浦瑠麗氏を女野中広務と評するほどゾッコン、創発プラットフォームの「闇」、そして私が懐疑的に思っている「新しい公共」を松井氏が掲げていたのだ。

松井氏は私が住んでいる新宿神楽坂の近くに引っ越された時期があった。ツイッターで家の周りの写真がよく紹介されてわかったのだ。それでしばらくフォローさせていただいた。「橋本行政改革」など政治言論も一時関心を持った。

松井氏が掲げる「新しい公共」に対抗する思いで「横井小楠の公共」と「教育會」「空海の公共」を勉強しスペースで読み上げてきた。

結果、二之湯候補の選挙活動には一切貢献できなかったが、私は勉強になった。

私は何を学んだのか?

空海の公共」は、中国で学んだ日本の僧侶が日本の土木の技術だけでなく哲学的にも関与しており、私の博士号の理論枠組みである開発学の視点から非常に興味を持った。

横井小楠の公共」は小楠が米国の公共理念を明治維新の日本に応用させようとした、という源了圓先生の仮説が刺激的すぎる!

そして「教育會」 私の一つ目の修士号は教育学なのだが、日本の近代教育の歴史を初めて知った。私の祖母が大正時代の自由教育を手塚岸衛から学んでいる。その影響で私は学校の勉強はしなくて良いと育てられた。

その他に二之湯さんの演説を聞きながら「洛外」、特に京北や伏見に関心を持った。そして二之湯さんのお父様と野中広務氏が取り組んだらしい「解放同盟」の話も関心を持った。京都は無産階級が多く住む場所なのだ。

先日富山で安くて美味しいストロベリーパフェを食べている最中に二之湯さんから電話があってお礼を言われた。私はまた生意気にも「市長でなくても京都を良くできるんですから頑張りましょう」と言ってしまった。

ソロモン諸島に私が力を入れたのはガダルカナルの英霊の思いを日本人が誰もフォローしていないからであった。戦争の話しかしない。その後のソロモン諸島の話を誰も知らないし関心も持たない。

綾部訪問中、綾部市遺族会の熊内輝夫氏のお話を伺う事ができた。ガダルカナルの英霊が私を導いていると時々感じている。

 

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