2021年7月 サンタ・ニューカレドニア自治政府大統領による菅総理大臣表敬|外務省
コロナがなければ来日していたのかも?
ニューカレドニアの独立問題。豪州、ニュージーランドが関係国として見解を期待されるのは当然だが、日本は?
アングロフォンで固まったAUKUSが結成され、そのきっかけがフランスの潜水艦問題であったこともあり、インド太平洋のアングロフォンvsフランコフォンの隔たりは再び広がった。
フランス、確かにインド太平洋に領土はあれど、みんな小さな島々である。豪州は頼りにならないとすると組むべき相手はインドと日本だ。
特に日本への期待は大きいように思う。日仏2+2をピックアップ
2014年 第一回 日仏外務・防衛閣僚会合(結果概要)|外務省
また、小野寺大臣から、日仏防衛相会談で合意した、太平洋における協力強化を始め、アフリカにおける情報面での連携、海賊対処での協力、東南アジアや南太平洋での能力構築支援分野での協力等について言及し…
2015年 第2回日仏外務・防衛閣僚会合|外務省
7 日本国の両大臣は,フランスのアジア太平洋地域への積極的関与を歓迎した。4大臣は,南太平洋に駐留しているフランス共和国軍と日本国自衛隊の間で始められた協力,とりわけ多国間訓練「南十字星」(2014年8月-9月)への日本国自衛隊の初参加を歓迎した
2017年 第3回日仏外務・防衛閣僚会合(「2+2」)|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000216550.pdf
日本の両大臣は,特にG7関連会合, シャングリラ・ダイアローグ及び南太平洋国防大臣会合に際して,また,ニュ ーカレドニア駐留フランス共和国軍及び仏領ポリネシア駐留同軍による海洋安 全保障,人道支援・災害救援(HA/DR)に関する作戦への参加並びにイン ド太平洋を含む海洋全体における恒常的で目に見える海軍のプレゼンスを通じ て,フランス共和国が平和及び安全のために積極的に取り組んでいることを賞 賛した。さらに,両国が共に「太平洋国家」であることを踏まえ,両国は,こ の地域での恒常的な協力を行うことを目指して,地域に関する対話を強化する ことを確認した。
2018年 第4回日仏外務・防衛閣僚会合(「2+2」)|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000328767.pdf
また,インド太平洋を 含む地域での海洋安全保障に関連するオペレーションへのニュー・カレドニア駐留軍及 び仏領ポリネシア駐留軍の参加を通じた,フランスの積極的な取組を歓迎した。
2019年 第5回日仏外務・防衛閣僚会合(「2+2」)|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000436917.pdf
2018年5月18日及び19日にいわき市(福島県)で 開催された第8回太平洋・島サミット(PALM8)へのニューカレドニア及び仏領ポ リネシアの参加を歓迎し,この地域に関する日仏間の対話を強化することを確認した。
毎回ニューカレドには触れている。
2019年6月にはマクロンが来日し海洋分野における日仏協力が約束された。海洋とくれば、EEZの97%は海外領で形成され、ニューカレドニアだけでも15%はある太平洋の協力の話し、と理解できる。
また数年以内にはニューカレドニアに領事館ができる、というニュースも。
南太平洋のキリバスに大使館新設へ…中国の影響力拡大に対抗 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン
今回のニューカレドニアの住民投票に関して日本政府は見解を述べていない。しかし今までの2+2や関連の動きを見れば年明けに予定されている第6回2+2にニューカレドニアの件が入らないわけがなかろう。
不安定で緊張高まるインド太平洋 関係を強化すべき欧州の国は?~仏大統領選を読む - 永田公彦|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
日本は何を支援すべきか?注視すべきはカナクの青年問題だ。
毎年百人位日本に呼ぶとか、それこそ柔道支援をするとか。。それとカナクが多く住むニューカレドニア北部の開発。国際海洋センターを作るとか、南北に走る電車を作るとか・・