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佐々木豊教授IPR関連論文

佐々木豊教授(相愛大学アメリカ外交史がご専門である。IPR関連でいくつか論文を書かれている。本当に斜め読みなのだがメモだけしておきたい。

まずは1997年に出された論文。ウェブでアクセスできる。「客観的学術研究」とは何かに視点を当て、マッカラン調査を批判的に書いている。

アメリカ"赤狩り"時代の極東問題専門家 : 「学術的客観性」の理念をめぐる論争を中心に(上)(下) 三田史学会 1997 史学 (The historical science). Vol.67, No.1 (1997. 9) ,p.131- 159

http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00100104-19970900-0131

http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00100104-19980300-0057

 

佐々木豊教授はヴェノナを無視なのであろうか?と思っていたらちゃんと書かれている。ヴェノナが公開されたのが1995年。こちらの論文は2013年に書かれている。これもウェブでアクセスできる。ヴェノナ文書をアメリカの学会が,社会がどのように受け止めているか、という視点で書かれている。ヴェノナ文書に批判的に読めるのだが。。

アメリカの近現代史研究の中でヴェノナはどのように受け止められているのであろう?左翼系であれば受け入れ難い内容のはずだ。

アメリカにおけるヴェノナ文書の公開(1995 年)と 国内反共主義論争 ポスト冷戦期のアメリカの政治文化との関連性を中心に ― 

Cosmica : area studies (43), 17-38, 2013 京都外国語大学国際言語平和研究所