インド太平洋研究会 Indo-Pacific Studies

現代版IPR インド太平洋研究会へようこそ

インド太平洋ポッドカフェ11月31日『インド太平洋開拓史・二つの海の交わり』序章

明成社 和田浩幸

インド太平洋研究会事務局長 早川理恵子 PhD (同志社大学大学院法学研究科)

インド太平洋研究会 I

 

2020年に発売した『インド太平洋開拓史・二つの海の交わり』は紙幅の限界があり、書けなかったこと、削除された箇所が山ほどあります。

同書の編集を担当された明成社の和田さんを司会進行にお招きし、(彼が削った箇所も含め)3つの質問に答える形で一章ずつお話していきます。

和田さんからの質問は先にいただいておりますので貼っておきます。

 

page1image1448page1image1608
第1回「序章 セキュリティダイヤモンドと太平洋の島々」質問
page1image2256page1image2680page1image2840

1 本書を執筆しようと思い立った動機について

・「これ一冊渡せば太平洋島嶼国の歴史や実態について概略を理解できるもの」 ということで、本書の企画をいただき書籍化が実現しました。先生がこれまで防 衛省や外務省、自衛隊関係者などに様々なレクチャーをされる中で感じてこら れたこと、不勉強さを感じられた場面などについて。

・「インド太平洋構想」というワードが連日新聞等でも見られるようになりまし た。しかし、本書のような視点で太平洋島嶼国の問題を論じるものはあまり見か けません。現在、現地の歴史や情勢に精通している研究者はどのくらいいるので しょうか? また、先生がこの地域の研究・実務を担うようになられた背景や動 機などについて。

2 議連での勉強会での講演とその後の展開

・p10 議員の先生から、中国の太平洋進出についての質問が多数寄せられた とのことですが、どのようなものがありましたか? また、「日本が出て行くと 中国を刺激してしまうのではないか、という議論が外務省はじめ関連省庁と議 員の中ですでに行われている」とありますが、このときの勉強会を通じて、どの ようなことをお感じになられましたか?

・議連勉強会の講演内容が翌年の島サミットの首相スピーチに入った経緯