インド太平洋研究会 Indo-Pacific Studies

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JMSDF-IPD22/海上自衛隊インド太平洋派遣21

#IPD22 第1水上部隊は #パールハーバー に入港しました。これまでの訓練のハイライトをご覧ください!海上自衛隊は友好国海軍等との連携を強化し、共に協力して地域の平和と安定、海洋秩序の維持・強化に貢献して参ります。#そしてRIMPACへ#海自70周年 #守る…

カラカウア王のブルーパシフィック(大東亜共栄圏?)(2)

King David Kalakaua – The Merrie Monarch – Last King of Hawai’i – Vagobond より 前のブログに参考文献としてあげたKealani Cook博士の論文が面白いので、機械訳を貼り付けておきたい。カラカウア王がトンガやサモアにも声をかけていたことは知らなかっ…

カラカウア王のブルーパシフィック(大東亜共栄圏?)

Jennifer Anson, Coordinatorof the Palau National Security Office, gave a presentation at a conference on security organized by an Indian institute, focusing on the just released National Security Strategy. At the same conference, Mr. Tevit…

カート・キャンベルの台湾海峡状況把握

On-the-Record Press Call by Kurt Campbell, Deputy Assistant to the President and Coordinator for the Indo-Pacific - The White House 最近の台湾海峡をめぐる緊張についてカート・キャンベルがプレスコンフェレンスを開催。機械訳をかけ、ざっと見て…

雨降って日米同盟促進:米海軍病院船「マーシー」海上自衛隊を招待

ソロモン諸島での80周年記念式典で護衛艦きりさめの隊員が負傷。すぐに応急手当てをしたのは現地にいた米軍医療関係者だった。ソロモン諸島の医療の現状を多少なりとも認識している自分にとって胸を撫で下ろす瞬間だった。 負傷したきりさめの隊員には申し…

海上自衛隊ミクロネシア海域で日米演習

昨年は演習がなく、また今年も計画にはなかったミクロネシア連邦での海上自衛隊インド太平洋派遣の演習が、米軍と行われました。パヌエロ大統領の旧友と日々情報交換を私はしており、動きました。パヌエロ大統領から岸田首相か誰かに要請の書簡は発信された…

海上自衛隊インド太平洋派遣2022「日米同盟を基盤とした多角的安全保障」完成!

安倍総理の殺害がなければパラオに入った「海上自衛隊インド太平洋派遣2022」をお伝えするはずでした。 写真だけ貼っておきます。 これで恩師、渡辺昭夫先生に約束した「日米同盟を基盤とした多角的安全保障」に大きな一歩を示せました。2008年にミクロネシ…

豪中関係:中国にノーというアルバニーゼ首相

Australia ‘doesn’t respond to demands’, Anthony Albanese tells China | Australian foreign policy | The Guardian www.youtube.com これも気になっていた。 王毅とペニーウォン外相がバリ島で会談した。モリソン政権時代の明確な反中から180度とは言わ…

No More Unilateral Alliances! Japan Navy Indo-Pacific Deployment IPD22

From left to right, my mentor Professor Watanabe, Professor Hirama, who passed away in March 2020, and General Takashima, who treated me to udon noodles in Kagawa. There are many people who pushed me (and many who pulled my leg), but it wa…

もう片務的同盟とは言わせない!日本海軍インド太平洋派遣IPD22

左から恩師渡辺先生、2020年3月に亡くなられた平間先生、香川でうどんをご馳走していただいた高嶋海将。私の背中を押してくれた人は山ほどいますが(足をひっぱた人も多いが)日本海軍のインド太平洋派遣を前に動かしたのは、この3名の方との出会いが大きい…

マクロン再選がインド太平洋に意味するもの

Re-elected French president Emmanuel Macron will face challenges in the Pacific - Pacific Beat - ABC Radio Australia マクロンが再選した。これがフランスが広大なEEZを持つインド太平洋、特に太平洋に意味するものはなんであろうか? 上記のニュース…

チャゴス諸島の人々に英国市民権を!

Publicity stunt or not? Chagossians in Seychelles question Mauritian government's recent expedition - Seychelles News Agency 「ロンドンのモーリシャス大使館の外にいるBIOT市民。チャゴスの原住民の孫と曽孫は英国市民です。英国人であると特定する…

ブリンケン国務長官南太平洋を訪問

ブリンケン国務長官南太平洋を訪問 ちょっとtoo lateだけど、いろいろ動いた甲斐がありました。とりあえず関連記事をリンクし後でまとめます。 一番重要なのは私のインタビュー記事なのですが・・・ Japan, India, Quad can play big role in Micronesia: Dr…

インド太平洋ポッドカフェのご案内2022.2.12土

インド太平洋ポッドカフェ、続いています。 明日の2月12日土曜日夜8時からは、太平洋島嶼国の情報通信の歴史をお話しします。 スカイプで https://join.skype.com/ZHRq8bb1t0g3 私の二つ目の修論、一つ目の博士論文のテーマです。 学術研究だけではなく、199…

ニューカレドニアの独立問題(10)サンタ前大統領の見解

Nouvelle-Calédonie : Le Troisième référendum a permis de rassurer toute le monde» affirme Thierry Santa | Outremers360 ニューカレドニアの前大統領、サンタさんの住民投票に関する見解。フランス語を機械訳したが、ところどころ?と思うのだが、原文…

ニューカレドニアの独立問題(9)日本の見解

2021年7月 サンタ・ニューカレドニア自治政府大統領による菅総理大臣表敬|外務省 コロナがなければ来日していたのかも? ニューカレドニアの独立問題。豪州、ニュージーランドが関係国として見解を期待されるのは当然だが、日本は? アングロフォンで固まっ…

ニューカレドニアの独立問題(8)中共統一戦線

600ページを超えるフランス軍事学校戦略研究所 (Institute for Strategic Research at the Military School)の中国の研究報告書が話題だ。しかし英文がまだなのだ。 下記のフランス語の記事はかなり詳細にこの報告書について書いている。 STRATEGIES : Co…

ニューカレドニアの独立問題(7)🇦🇺🇳🇿の見解

その国旗を並べると違いがわからないオーストラリアとニュージーランド。 今回のニューカレドニア住民投票を巡る公式見解は、微妙にしかし大きく違った。これが今後国際世論、国連での動きを左右していく。即ち3回目の住民投票が有効か無効か、ニューカレド…

ニューカレドニアの独立問題(6)太平洋諸島フォーラムの見解

12月12日の第3回目の住民投票は有効か無効か?国際世論、特にこの投票の監視をした太平洋諸島フォーラムの見解は今後の展開に影響がある。 ニューカレドニアは正式メンバーではなかったが、1999年からオブザーバー席を得て、2006年から準メンバー(Associate…

ニューカレドニアの独立問題(5)デニス・フィッシャー論考2

元豪州外交官でニューカレドニア領事の経験もあり、ケンブリッジ大学で私に声をかけてくれたデニス・フィッシャー女史の論考、2つ目。私が彼女の論考を尊重するのは、プロの外交官として現地の経験もあり、退官後も積極的に文章を書いている点だ。文章を書…

ニューカレドニアの独立問題(4)メラネシアスピアヘッド住民投票無効宣言

Melanesian Spearhead Group Secretariat MSG - Melanesia Spearhead Group はメラネシア諸国のサブリジナルグループで、まさにニューカレドニアの独立支援をすることが当初の目的として1986年に創設された。バヌアツに中国の支援でできた事務所がある。今回…

ニューカレドニアの独立問題(3)フランス政府上院議会記録

FLNKS-カナック社会主義民族解放戦線を調べていて偶然みつけたサイト。 Vague épidémique en outre-mer : territorialiser les réponses, amplifier le soutien フランス上院議会の議事録だ。これは一次資料なので貴重です。といってもフランス語がわからず…

ニューカレドニアの独立問題(2)デニス・フィッシャー論考

ニューカレドニアの問題にジャーナリストの福島香織さんが関心を持っていただいたので、少し丁寧に追って見たい。まずは誰の見解、情報を読むべきか、聞くべきかの判断が重要で、豪州外務省高官でニューカレドニアの総領事等を務め、退官後の今も積極的に論…

ニューカレドニアの独立問題(1)ヌメア協定和訳プロジェクト

ニューカレドニアの独立を巡る住民投票の件で、これも背景を全く知らずにニュースになって誤解が広がるのが怖いので、一つずつ情報をアップしたい。 まずは基本的なヌーメア協定である。この協定を基本に2018年、2020年、2021年の3回の住民投票がおこなれた…

日本のベスト・アンド・ブライテストよ、小島嶼国こそFOIPの課題

北村前安保局長の会社、前米大統領補佐官側と提携 経済安保の情報提供(産経新聞) - Yahoo!ニュース 日本のインド太平洋の動き、全然フォローしていませんでした。 国家安全保障局長だった北村滋氏。安倍政権のインド太平洋構想を推し進めた中心人物。 10月…

日本パラオ友好協定締結提言 (最終案2021.10.31)

日本パラオ友好協定締結提言 日本政府は1997年から世界に先駆け島サミットを主催しその成果は自由で開かれたインド太平洋構想にも見事に繋がりました。太平洋島嶼国の中でも旧日本委任統治領のミクロネシア地域とは130年前後の関係があり、日本にとって特別…

英国外交官が分析するドイツ外交軍事

ドイツのフリゲートバイエルンがインド太平洋で歓迎されている。オーストラリアに寄港した後、日本に来る前にパラオとグアムに立ち寄るのだ。どちらも米国の安全保障の重要な「島」である。そのドイツもメルケル政権が終わり新しい政府が誕生する。その外交…

なぜ台湾問題が英国にとって重要か?

Brexit後のグローバルブリテンの動きは、英国海軍、特に空母エリザベス艦隊に世界が注目している。英国は台湾問題をどのように見ているのか? 今年創設された若き英国人研究者たちが運営するCouncil of Geostrategyから興味深い論考が出ていたので機械訳です…

PALM (Pacific Islands Leaders Meeting) and Maritime Security (2)

The Rising Sun flutters over New Caledonia It was not until the PALM8 (Pacific Islands Leaders Meeting) in 2018 that maritime security was included in the agenda. Pacific Islands Leaders Summit began in 1997. In 2017, I was invited by two …

太平洋島サミットと海洋安全保障(2)

ニューカレドニア にはためく旭日旗 1997年に開始した太平洋島サミットに海洋安全保障が議案に入ったのは2018年の第8回からであり、私が2つの議連(海洋議連・島嶼議連 会長古屋圭司衆議院議員)に呼ばれ太平洋の海洋安全保障の現状を報告し、島嶼議連が速…